長い長い一族の物語
やっと読み終えた 「百年の孤独」 byG.ガルシア=マルケス。原著”Cien Años De Soledad”(1967)の新訳版(1999)。
購入したのは20代・・ 大阪から一緒に持ち歩いてきた1冊。ようやく読みきりました。ガルシア=マルケスを最初に読んだのは、「予告された殺人の記録」。これをもとに作られた中国映画「血祭の朝」を大学時代小さな映画館で見て衝撃を受けたのがきっかけ。時を同じくして、兄が無人島に持っていくならこの本、と言って私に貸してくれたのが改訳・新装される前の「百年の孤独」でした。新装される前は1ページ上下2段の小さな字で印字された新潮社版で、改訂版のような家計図もありませんでした。
読んでいる間中、繰り返し一族のたどる反映と没落、希望と絶望、愛欲と崩落が描かれて、引き継がれた名前(繰り返し、アルカディオ、アウレリャノ、レメディオス、アマランタ、ウルスラの名前が一族に命名される)は宿命を暗示し、
最後の最後、一族が消え去る。
ちょっとちょっと、少しは救われないのか?と絶句・・・。
物語に登場する人物の個性や、一見ありえなさそうな寓話めいた現実話に飽きることがありません。一族個々の死は唐突であり、予期されたものであり、予め定められたものとして描かれるので、重く感じさせない。結局人間は百年同じことを繰り返しているのか、という虚無感に襲われるのですが、おかげで長い物語の途中でその虚無感に呑まれることはない。
やっぱり、訂正。
時々疲れました。何せ毎日高齢者とその家族の問題を見ていると、物事は繰り返される、人は血と生育環境に縛られ家族の中で歴史は繰り返されるということを認めざるを得ないので、この世界とだぶってしまい、途中でページが止まりました。
最初に、ジプシーのメルキアデスがマコンドにやってきた。
物語は、一族のみならず、マコンドという町の繁栄と衰退の歴史も描いています。
蓋を開けたら、彼の羊皮紙に記したのは、この一族の予言。
結びは、
百年の孤独を運命づけられた家系は二度と地上に出現する機会をもちえない。羊皮紙に記されている事柄のいっさいは、過去と未来とを問わず、反復の可能性はない。
この物語の舞台は、1828-1928のラテンアメリカ。人々のおおよその営みは永遠に変わらないのかと思わされます。ノーベル文学賞を受賞しただけあります。
431Pの壮大な物語、気力体力のあるうちに、是非一度。![]()
採点<★★★★↑>
やっとほかの本を楽しめる~~解放感。![]()










こんな感じ・・。

























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